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ハッピーシュガーライフがおもしろくなってきた【2018 夏アニメ】

 はいどーもー、特にバーチャル的な何者でもない、小鳥遊よだかです。

 いつもどのタイミングで記事を更新しようか、迷っています。絶賛迷走中です。

 

 そんな前置きは置いておくとして――、前記事でもちょろっと言及したのですが、期待していた通り、今期アニメは「ハッピーシュガーライフ」がお気に入りです。

 

happysugarlife.tv

 

  ホームページのイントロダクションでは「真実の純愛サイコホラー」と謳われていますが、まさにその通りの作品です。

 

 本作の主人公、さとうちゃんがしおちゃんに向ける愛が、混じりけのない真実のものだからこそ、誘拐というサイコなかたちを取ってしまっています。

 純粋であることと狂気とは、紙一重であることがわかります。

 関係ないかもですが、谷崎潤一郎の諸作品(『春琴抄』とか『少年』とか)を思い出しました。

 

 個人的に、こういう「ほのぼのした絵柄」に「サイコホラー」という組み合わせのものは出落ち感が強く、失速していくものが多い印象がありました。

 

 が、ハッピーシュガーライフは逆にどんどんおもしろくなってきました。

 

 話が進むにつれ、さとうちゃんやしおちゃんの過去のトラウマ的な家庭環境が示唆され、テンプレ的物語に収束されないだけの深みが出てきます。

 毎回、引きがうまくて続きが気になりますし。

 

 そしてなにより

 

おかしいのはさとうちゃんとしおちゃんの二人だけかと思いきや、二人を取り囲む周りの人間も、だいたいみんなおかしいところがすばらしい。

 

 学校の先生も、バイト先のイケメンもみんな心に傷や闇を抱えていて、おかしくなってしまっている。

 そこが真実だよなぁ、と昨今の現実世界で起きてる諸問題と照らし合わせてみても、しみじみと思うわけです。

 

 さらに、OPとEDの出来もすばらしいです。

 OPではサイコの面が強調された感じで、しおちゃんがマリオネットみたいに弄ばれてるところとかいい演出です。

 EDは、おだやかさのなかに悲しさが残るような曲調で、夜空のもとを歩くさとうちゃんが子供から大人(高校生)になり、しおちゃんと出会います。その時のぴょこっと顔を上げるしおちゃんがものすごくかわいいのもポイントですが、それから二人で幸せな時間を過ごし、曲がサビになるところで、空は青空に。幸せの絶頂で、二人はスキップをします。やがていつしかまた夜がきて、しおちゃんがつまずいてこけてしまいそうに。それをさとうちゃんがかばうようにして、二人は倒れ、光の粒に溶け出してしまいます。ふと気づいたら、しおちゃんだけが取り残されて、不安そうな顔でさとうちゃんを探しています。しょんぼりうつむいてしまった時に、サプライズみたいにさとうちゃんが後ろから抱きつき、二人はまた笑顔に。そして上からベールのようなものが落ちてきて、めでたしめでたし。しかし、最後のカットでは、ベールのすそからは割れたガラス瓶と二つの指輪が映し出されていて、なにかを暗示しているようなのが非常に印象的。すばらしい。つい長々と語ってしまいました。

 

 とまあ、まだ五話が放送されたばかりですが、今後どうなっていくのかが非常に楽しみであります。

 

ハッピーシュガーライフ(1) (ガンガンコミックスJOKER)

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